本: 2008年10月アーカイブ
PHP×携帯サイト デベロッパーズバイブル
荒木 稔
ソフトバンククリエイティブ 2008-09-27
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おすすめ平均
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携帯サイトの知識を増やしたかったので購入してみました。
今まで携帯サイトと言えば、キャリア差をさほど意識する必要もない至極シンプルな静的ページや問い合わせCGI程度しか作ったことが無かった自分にとって、知らなかったことだらけの技術満載。読み始めてしばらくは未知の世界にワクワクでしたが、そのうち一方ではこれって覚えること多過ぎだな・・・と若干テンションが下がってきました。
どこかで「携帯サイトは開発2割+テスト8割」なんてことを目にしましたが、それに加えて仕様を把握するのでやること5割増し、でさらにキャリア参入やら機種対応やらで新しい技術にもどんどん対応が求められることもあったりして。その分メンテナンスも必要になるし。携帯向けのWebアプリがもう一つ充実してこないのは、こういう開発側の敷居の高さに依る点は大きな要因だろうなと感じます。
本書でも一番ページ数が割かれている絵文字対応にしても(統一化する方向ではあるみたいですね。→モバイル業界について勉強する会に行ってきました : akiyan.com)、各キャリアで独自拡張機能が含まれるxhtml対応にしても、どうして標準化できないんだろうなーと単純に思ったりします。いかに独自サービスを提供してユーザを囲うかていうことはあるのでしょうが。
そんなことを思うと、プラットホームというレイヤーから新たに切り込むAndroidが、今後の携帯コンテンツにどういう影響を与えるかは気になるところではあります。
改めて今携帯サイトの技術、ノウハウを持っている所が強いのは分かるような気がします。テンション下がってる場合じゃないですね、ちゃんと読んどこ。
Software Design (ソフトウエア デザイン) 2008年 10月号 [雑誌]
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前の会社では定期購読していたので毎号目を通していたのに、しばらく遠ざかってしまっていたSoftware Designですが、今回は店頭で特集記事が気になったので久しぶりに購入。
特集のWebサーバのキャッシング、クラスタリング辺りだけでなく、連載記事のMySQLレプリケーション、Monitなど、個人的にちょうどタイムリーなサーバ管理ネタがいくつも拾えてとても満足。いろいろ試してみたいことだらけです。
全く興味の無いマニアックな記事も多いですがw、はまった時はほんとに頼もしい雑誌です。